Mateus_Blog_Stage

マテウスの日々の思いをぶつける場

いよいよ参院選公示。元人気アイドルから国会を目指す「苦労人」生稲晃子の当選を願う。

6月22日、第26回参院選が公示された。今回は選挙区と比例代表で合計545人が立候補。また、女性の候補者は過去最高の181人(立候補者全体の33%)で、近年以上の過酷な議席の奪い合いになりそうだ。女性議員が増えてほしいという声も影響しているだろう。

 

さて、その中で私は生稲晃子氏の当選を願っている。

 

生稲晃子氏といえば、80年代に人気のあったアイドルグループ「おニャン子クラブ」の一員だ。中でも「麦わらでダンス」が印象に残っている人が多いだろう。その後、女優として数多のドラマ出演を果たし、芸能界で安定した地位を築いてきた。そして2003年に結婚、06年には長女を出産し、充実の人生を進んでいると見られていた。

 

だが2011年3月、42歳の時にがんが発覚。翌月には乳がんの告知を受けることに。手術を受けたが翌12年夏に再発が判明。がんのできた部分を切除する再手術を受けた。結局2度の再発、5度の手術、右胸を全摘出ということに。闘病・治療と仕事、子育てをこなす、大変な日々を味わった。このような様々な経験から、「もっと暮らしやすく、誰もが働きやすい国を作っていきたい」と決意し国政への挑戦に乗り出した。

 

2016年には「働き方改革実現会議」の民間議員に選出され、病気を抱えながら働く人々を支援する仕組みを提案・実現。また、彼女は飲食店の経営をしており、そこでは従業員や仕入れ先を守るために奮闘している。コロナ前のような明るい日本を取り戻し、飲食業界全体を活性化させたいと表明。

 

その上で今年4月には自民党公認で東京選挙区から出馬が決まった。東京選挙区では6人が定員であり、生稲氏と争う有力候補には同じ自民党朝日健太郎氏、蓮舫氏(立憲民主党)、山添拓氏(共産党)、竹谷とし子氏(公明党)、海老沢由紀氏(維新の会)、山本太郎氏(れいわ新選組)がいる。他にも有力候補がいるとすれば最低でも有力クラス10人を中心に6枠を争うことになるだろうが、生稲氏はかなり有力だと思う。

 

昨今の国政選挙では芸能人からの出馬も散見され、それでも簡単に当選するものではないが、生稲氏についてはアイドル時代には浮いた噂がないどころか優等生だった。大学受験に向けては「夕焼けニャンニャン」にも1か月ほど出演せず勉強に専念して恵泉女学園短期大学に入学するなど、勉強熱心な一面もある。その後においても先述したような「苦労」があり、働き方改革実現会議を通じて政治の事もかなり勉強して準備は整っている。そこから予想されることは、生稲氏はかなり積極的な提案者として政界で注目されるであろう。

 

昨年秋の衆院選の時に「対決より解決」という言葉が度々聞かれたが、それは野党側から何度も放たれる「森友学園加計学園桜を見る会」をはじめとした政権疑惑追及や感情的にも見える質疑追及よりも、解決へ向けた冷静で楽しめるような論戦が期待されているからだろう。それだけ現代社会では多様性・寛容度が求められている。実際、立憲民主党も今年の国会は例年と違って極力週刊誌報道に基づく政権疑惑追及を抑えているように見えた。生稲氏ならそういう意味での期待にも応えられ、芸能界で培ってきた臨機応変で空気を読む力も生かせるとみられる。

 

元アイドルという肩書はあるが、それを忘れさせるほどの「勉強家」「苦労人」。そんな生稲晃子氏にはぜひ今度の参院選で当選してほしい。彼女の出来次第では、今後女性議員に対する世間の見方も変わり、女性議員の比率が少しずつ増えていく可能性もある。そういう意味で大いに期待したい。

 

↓ 以下、生稲晃子氏のツイッターにおける固定ツイートです。